この記事のポイント
- OMSYでMM転記の初期期間(開始期間)を設定する
- OMI8でMRP関連の工場パラメータを設定する
- OMDUでMRPを活性化し、OMI2で番号範囲を定義する
WHAT MRPを動かすための4つの設定
所要量計画(MRP)を運用するには、事前にパラメータの設定が必要です。本資料では、①MMの初期期間(OMSY:会社コードのMM転記開始期間)、②MRP関連の工場パラメータ(OMI8)、③MRPの活性化(OMDU:プラントでMRPを使用可能にする)、④計画実行の番号範囲(OMI2)を設定します。これらは品目マスタのMRPビューやMD03(MRP実行)が正しく動くための前提です。
POINTS MRPパラメータの設定手順
- ① MMの初期期間の設定(OMSY):会社コードでMM転記を開始する期間を設定する
- ② MRP関連の工場パラメータ(OMI8):在庫管理・所要量計画に関する工場レベルのパラメータを設定する
- ③ MRPの活性化(OMDU):対象プラントでMRP機能を活性化する
- ④ 計画実行の番号範囲(OMI2):MRP実行(計画オーダー)の番号範囲を定義する
INSIGHT MRP活性化と番号範囲の関係
MRPを活性化(OMDU)しないと、MD03でのMRP実行ができません。また計画オーダーの番号範囲(OMI2)が未設定だと、計画オーダーが発番されません。初期期間(OMSY)は、転記開始前に過去期間を設けることで、遡及転記を可能にします。MRPのパラメータはプラント単位で管理されるため、複数プラントではプラントごとに設定します。MRPの実行・確認手順はMRP実行と購買プロセス:MD03からMIROまでで解説します。
FAQ よくある質問
OMSYの初期期間とは何ですか?
会社コードでMMの転記を開始できる期間です。導入時は過去数期間を解放しておくと、移行データの遡及転記ができます。
MRPを活性化しないとどうなりますか?
MD03(MRP実行)が実行できません。プラント単位で活性化(OMDU)が必要です。
計画オーダーの番号範囲はなぜ必要ですか?
MRP実行で生成される計画オーダーに番号を振るためです。未設定だと発番エラーになります。
出典・参考
- S4 模块配置(SAPモジュール設定研修資料・216ステップ) https://www.aladdin-techec.com/blog/sap-module-config-overview.html
※本記事は上記の公開情報をもとに、アラディンテクノロジー株式会社編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-10-10)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。