この記事のポイント
- 品目マスタは部署ごとに異なるビュー(基本・購買・会計など)を持つ
- 品目タイプ(OMS2)とマテリアルグループ(OMSF)で品目を分類する
- 番号範囲(MMNR)は内部採番・外部採番のどちらかを設定できる
WHAT 品目マスタとは:企業の品目情報の唯一の源泉
品目マスタ(Material Master)は、企業が調達・生産・保管・販売するすべての品目の情報を管理するマスタデータです。部署ごとに必要な情報が異なるため、基本データ・購買データ・会計データなどの「ビュー」に分かれています。品目マスタは、共通属性を持つ品目をまとめた「品目タイプ」、より広い分類の「マテリアルグループ」、そして品目番号の採番ルールである「番号範囲」という3つの設定の上に成り立ちます。
POINTS 品目マスタの3つの設定
- ① 品目タイプ(OMS2):原材料・半製品・完成品など共通属性で分類。品目タイプごとに番号範囲や画面構成が決まる
- ② マテリアルグループ(OMSF):品目タイプより広い分類。購買レポートや見積依頼の集計単位になる
- ③ 番号範囲(MMNR):内部採番(システム自動)か外部採番(自社で番号入力)かを品目タイプごとに定義し、グループに割り当てる
INSIGHT 内部採番と外部採番の使い分け
内部採番はシステムが自動で一意の番号を発番するため入力漏れがなく、外部採番は既存の品目番号体系(自社コード)をそのまま使えます。既存システムからの移行では外部採番、新規導入では内部採番が選ばれることが多いですが、外部コードを将来も使い続ける場合は、番号範囲を十分に確保した設計が重要です。品目マスタの作成手順は品目マスタ作成(MM01):ビューと入力項目で解説します。
FAQ よくある質問
品目タイプとマテリアルグループの違いは?
品目タイプは品目マスタの属性(画面構成・番号範囲・評価クラス)を決める基本分類です。マテリアルグループは購買やレポートの集計に使う、より広い分類です。
外部採番と内部採番はどちらが良いですか?
既存の品目コードを使い続けたい場合は外部採番、新規導入でコード体系も作り直すなら内部採番がおすすめです。要件に合わせて選択します。
番号範囲は後から変更できますか?
採番済みの番号と重複しない範囲であれば追加・拡張できます。ただし既存品目の番号範囲を狭めるとエラーになるため注意が必要です。
出典・参考
- SAP MM - Configuration(TutorialsPoint) https://www.tutorialspoint.com/sap_mm/sap_mm_configuration.htm
※本記事は上記の公開情報をもとに、アラディンテクノロジー株式会社編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-08-28)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。