この記事のポイント
- 定義した組織単位は「割当」で階層につなぐ
- MRPコントローラ(OMD0)は所要量計画の担当者単位
- 割当はOX18・OX01・OX17の3つが基本
WHAT 組織割当とMRPコントローラ
組織単位を定義しただけでは階層がつながっていないため、割当(Assignment)作業が必要です。プラントを会社コードへ(OX18)、購買組織を会社コードへ(OX01)、購買組織をプラントへ(OX17)割り当てます。また、MRP(所要量計画)の担当者を定義するMRPコントローラ(OMD0)もこの段階で設定します。割当が正しくないと、発注書作成時に「購買組織が割り当てられていません」というエラーになります。
POINTS 割当とMRPコントローラの手順
- ① MRPコントローラの定義(OMD0):購買グループごとにMRPコントローラ(担当者)を定義する
- ② プラントの会社コードへの割当(OX18):プラントと会社コードを対応付ける
- ③ 購買組織の会社コードへの割当(OX01):会社固有購買の場合に購買組織を会社コードへ割り当てる
- ④ 購買組織のプラントへの割当(OX17):プラント固有購買の場合に購買組織をプラントへ割り当てる
INSIGHT 割当ミスが購買業務に与える影響
割当を間違えると、発注書作成時にエラーが発生して購買業務全体が止まります。特にプラントを追加した場合は、OX18の割当も必ずセットで実施します。MRPコントローラは品目マスタのMRPビューで参照されるため、担当者単位の定義は購買グループの設計と整合させましょう。割当の見直しは既存の購買文書に影響するため、変更時は影響範囲を確認します。
FAQ よくある質問
OX18とOX17の違いは?
OX18はプラントを会社コードへ割り当てます。OX17は購買組織をプラントへ割り当てます。階層のつなぎ方が異なります。
MRPコントローラとは何ですか?
品目の所要量計画(MRP)を担当する担当者(またはグループ)で、品目マスタに割り当てて計画の責任範囲を管理します。
割当を後から変更できますか?
技術的には可能ですが、既存の購買文書やマスタデータへの影響調査が必要です。導入時に確定させるのが原則です。
出典・参考
- S4 模块配置(SAPモジュール設定研修資料・216ステップ) https://www.aladdin-techec.com/blog/sap-module-config-overview.html
※本記事は上記の公開情報をもとに、アラディンテクノロジー株式会社編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-10-10)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。