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ローカルLLMで実現する、安全なSAP×AI活用

社外秘データを守りながら、SAP業務に生成AIを組み込む実践的なアプローチを解説します。

生成AIとSAPをつなぐときに立ちはだかる壁

SAPには膨大な業務データとナレッジが蓄積されています。生成AIを組み合わせれば生産性は大きく変わる一方で、「社外秘データを外部のクラウドAIに送信できない」というセキュリティ上の壁に直面します。

なぜローカルLLMなのか

ローカルLLMの最大のメリットは、データが自社環境から出ないことです。顧客情報・原価情報などの秘匿性の高いデータを外部送信せず、利用ログも自社で管理でき、コストの見通しも立てやすいのが特徴です。

実践ユースケース:まずはここから

  • ナレッジ検索・回答:社内マニュアルや障害対応手順をRAGで検索し、担当者がすぐ回答を得られるようにする
  • 障害対応の支援:SAPのエラーメッセージと過去の障害履歴を突き合わせ、原因候補と対応手順を提示する
  • コード生成・レビュー:ABAP開発の雛形生成や、既存コードの解説・レビュー支援
  • データ要約:月次レポートの数値や変動を要約し、経営層向けのドラフトを自動作成する

導入の進め方(4ステップ)

  • 要件整理——対象業務・利用者・期待する精度・予算を明確化する
  • 技術検証——候補モデルを数種類比較し、回答精度と速度を確認する
  • PoC——実データを使ったパイロット環境で効果と課題を検証する
  • 本番適用——運用体制・監視・再学習の仕組みを整えて展開する

押さえておきたい注意点

  • 誤った回答(ハルシネーション)への対策と、回答の根拠提示
  • モデルサイズとハードウェア(GPU)コストのバランス
  • SAPデータのアクセス権限と監査ログの管理

まとめ

SAP×AIの価値は、蓄積された業務データと現場のナレッジを、安全に、素早く、活用できるようにすることにあります。ローカルLLMは、そのための現実的な選択肢のひとつです。

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