情報漏えいやサイバー攻撃のリスクが高まる中、セキュリティ用語を正しく理解することは全社共通の課題です。本記事では、セキュリティとコンプライアンスの12用語を解説します。
ガバナンスと法令
GRC(Governance, Risk, and Compliance)— ガバナンス・リスク・コンプライアンス
組織の統治・リスク管理・法令順守を一体的に管理する考え方です。セキュリティ対策を経営課題として扱う土台になります。
ISO(International Organization for Standardization)— 国際標準化機構
国際標準を定める機関で、情報セキュリティ分野ではISO/IEC 27001が有名です。認証取得は信頼性の証明になります。
GDPR(General Data Protection Regulation)— EU一般データ保護規則
EU域内の個人データ保護を定めた規則です。EUと取引のある企業は、データ取り扱いの順守が求められます。
監視・認証・アクセス制御
SOC(Service Organization Control)— 外部監査レポート
サービス提供組織の内部統制を第三者監査人が評価した報告書です。クラウド事業者の信頼性確認に使われます。
SIEM(Security Information and Event Management)— セキュリティ情報・イベント管理
システム全体のログを収集・分析し、不正行為やインシデントを検知する仕組みです。
IAM(Identity and Access Management)— アイデンティティ・アクセス管理
「誰が・どのシステムに・何をできるか」を統合的に管理する仕組みです。アクセス権限の見える化に欠かせません。
RBAC(Role-Based Access Control)— 役割ベースのアクセス制御
ユーザーの役割(ロール)に応じてアクセス権限を割り当てる方式です。権限管理の基本です。
MFA(Multi-Factor Authentication)— 多要素認証
パスワードに加え、ワンタイムコードや生体情報など「複数の要素」で本人確認する方式です。不正ログイン対策の基本です。
VPN(Virtual Private Network)— 仮想プライベートネットワーク
インターネット上に暗号化した専用通信路を作り、安全に社内ネットワークへ接続する仕組みです。リモートワークで広く使われます。
DLP(Data Loss Prevention)— 情報漏えい対策
機密データの持ち出しや送信を監視・制御し、情報漏えいを防ぐ仕組みです。
事業継続と災害対策
BCP(Business Continuity Plan)— 事業継続計画
災害やシステム障害が発生した際に、事業を継続・早期復旧するための計画です。事前準備が重要です。
DRP(Disaster Recovery Plan)— 災害復旧計画
システムやデータを災害から復旧させるための具体的な手順と目標を定めた計画です。
まとめ
セキュリティは「対策」だけでなく「経営リスクの管理」です。用語を知ることは、社内の意識向上と対策の第一歩になります。
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