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SAP PPと他モジュールの連携(MM・SD・FICO・QM・PS)を整理

SAP PPは単独では機能しません。MM・SD・FICO・QM・PSとの連携ポイントを、業務の流れに沿って整理します。

この記事のポイント

  • PPはMM・SD・FICO・QM・PSなど主要モジュールと密接に連携する
  • 在庫・購買はMM、受注所要量はSD、原価はFICOが担当
  • 連携の質はマスタデータと組織構造の設計で決まる

WHAT モジュール別の連携内容

SAP PPは生産計画と管理を実行するために、他のSAP ERPモジュールと連携します。資材の払出・入庫・購買依頼はMM、受注情報からの所要量はSD、原価計算と会計転記はFICO、品質検査はQM、プロジェクト生産はPSがそれぞれ担当し、PPを中心にデータが流れます。

POINTS 5つの連携を業務フローで押さえる

  • ① PP×MM:生産オーダーへの部品払出、自動入庫、MRPによる購買依頼・発注、見積・仕入先選定まで連携する
  • ② PP×SD:受注から所要量を生成し、生産能力と資材の可用性をチェック。BOMの部品と作業手順の工程も引き継がれる
  • ③ PP×FICO:品目マスタの価格更新、原価センタの活動タイプ定義、作業区への活動タイプ割当、原価見積と生産原価管理を行う
  • undefined PP×QM:検査タイプ03(離散・反復生産向け)や04を利用して、工程内検査を生産オーダーに組み込む
  • undefined PP×PS:WBSへ計画活動を割当て、プロジェクトレベルでMRP(MD51)を実行し、プロジェクト在庫として管理する

INSIGHT 連携設計で失敗しないための注意点

連携の不具合の多くは、組織構造の不一致やマスタデータの欠落、承認フローの未定義が原因です。導入時は「受注→計画→購買→生産→入庫→請求」の一連の流れを、モジュール間で誰が何を入力するのかまで含めて設計します。統合アーキテクチャの考え方については、【IT用語解説】アーキテクチャ・技術トレンド編をご覧ください。

FAQ よくある質問

モジュール連携でよくあるトラブルは?

品目マスタのプラント拡張漏れ、原価センタ未設定、受注と生産の組織不一致などが典型的です。事前のマスタ整合チェックが有効です。

検査タイプ03と04の違いは?

どちらも離散・反復生産で使われる検査タイプですが、04は工程内検査(工程完了時点)を対象とする点が特徴です。生産オーダーに品質検査を組み込むために使用します。

プロジェクト生産(PS連携)とは?

WBSに紐づく部品をプロジェクト在庫として管理し、プロジェクト単位で原価と在庫を把握する生産方式です。プラント在庫と分離して管理したい大規模プロジェクトで使われます。

出典・参考

※本記事は上記の公開情報をもとに、アラディンテクノロジー株式会社編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-08-13)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。

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この記事について

執筆

アラディンテクノロジー株式会社 編集部

SAPコンサルティングとAI活用の現場知見をもとに、基幹業務のスマート化に役立つ情報をお届けしています。

監修

劉 瑞(リュウ ズイ)

代表取締役社長。SAP ABAP開発からコンサルティングまで15年、来日20年弱。「SAP×AI」の融合による価値創造に注力しています。

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