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特殊調達・特殊在庫とは?預託・外注・パイプライン・在庫転送の仕組み

預託在庫(コンサインメント)や外注、パイプライン調達など、会社に帰属しない在庫を扱うのが特殊調達です。6つの特殊在庫タイプの特徴と使い分けを解説します。

この記事のポイント

  • 特殊在庫は「会社に帰属しない在庫」を会社以外の場所で管理する仕組み
  • 代表例は預託在庫・外注・パイプライン・リターナブル梱包・在庫転送
  • 特殊在庫ごとに異なる移動タイプ・勘定・購買情報レコードを使う

WHAT 特殊在庫とは:会社に帰属しない在庫の管理

特殊在庫(Special Stock)は、会社に帰属しない在庫や、特定の場所で特別に管理される在庫です。たとえば預託在庫は自社の倉庫にあるものの所有権は仕入先にあり、パイプライン調達は使用した分だけ支払う仕組みです。SAPではこのような在庫を通常在庫と区別して管理し、調達タイプ(購買情報レコード)や移動タイプも専用のものを使います。

POINTS 6つの特殊調達タイプ

  • ① 預託在庫(Consignment):自社敷地内にあるが仕入先所有。消費した分だけ仕入先に支払う(移動タイプ411/412など)
  • ② 外注(Subcontracting):部品を仕入先に支給し、加工後の製品を発注する(購買情報レコードは外注タイプ、アイテムカテゴリL)
  • ③ パイプライン(Pipeline):水道・電力などパイプライン経由で随時供給され、使用量を定期精算する
  • undefined リターナブル梱包:パレット・コンテナなど仕入先所有の梱包材を預かり、返却するまで管理する
  • undefined 在庫転送(Stock Transfer):自社の他プラントから在庫転送発注(STO)で調達する
  • undefined 第三者処理(Third-party):受注を外部仕入先に転送し、仕入先が顧客へ直接納品する

INSIGHT 特殊調達を選ぶときの判断ポイント

特殊調達の選択は、在庫の所有権と支払タイミングで決まります。頻繁に消費する低価格品は預託在庫、自社技術が不要な加工品は外注、公共料金など継続供給品はパイプラインが適しています。設定時は、購入情報レコードの調達タイプ(標準・外注・パイプライン・預託)を正しく選ぶことが、後の在庫・勘定処理を左右します。基本調達との違いは基本調達プロセスとは?で確認できます。

FAQ よくある質問

預託在庫と通常在庫の違いは?

預託在庫は自社敷地内にあっても所有権は仕入先にあります。消費(払出)した時点で仕入先への支払義務が発生するため、在庫評価の対象になりません。

外注と通常発注の違いは?

外注は自社の部品を仕入先に支給して加工してもらい、完成品を受け取ります。発注書に支給部品のリストを含めるのが特徴です。

在庫転送発注(STO)とは?

同一企業内で、受入プラントが供給プラントに対して発注する特殊な発注書です。社内取引として在庫転送と管理を一元的に監視できます。

出典・参考

※本記事は上記の公開情報をもとに、アラディンテクノロジー株式会社編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-08-25)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。

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ABOUT

この記事について

執筆

アラディンテクノロジー株式会社 編集部

SAPコンサルティングとAI活用の現場知見をもとに、基幹業務のスマート化に役立つ情報をお届けしています。

監修

劉 瑞(リュウ ズイ)

代表取締役社長。SAP ABAP開発からコンサルティングまで15年、来日20年弱。「SAP×AI」の融合による価値創造に注力しています。

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