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FI会計伝票の税額計算フラグと税抜金額の誤差について②

  • teis11
  • 3 日前
  • 読了時間: 1分

自動計算による税抜金額の誤差

 しかし、複数の G/L 勘定明細を入力した会計伝票で消費税額の自動計算を行うと、G/L 明細の税抜金額に誤差が生じる場合がある。

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 ENTERキーを押すと、税込金額120円に対して仮払消費税が自動計算される。この例の場合、120×8÷108=8.8888....になるが、SAPの標準設定では仮払消費税の端数は切り捨てられるので、仮払消費税額は8円にある。

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 会計伝票を保存して、会計仕分けを確認してみる。貸方の買掛金120円大して、1番目の明細の消耗品費が9円、2番目の明細も9円、3番目の明細が94円で、自動計算された仮払消費税8円と合わせて、借り方の金額が9+9+94+8=120円になって、賃借のバランスがとられていることが確認できる。

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 ここで、問題になるのが3番目の消耗品費94円である。実際に検算してみると、税込金額100円の消費税額は、100×8÷108=7.40740....なので、端数を切り捨てても、四捨五入しても7円になる。したがって、税込金額100円に対する税率8%の消費税額としては、明らかに1円の誤差がある。

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